マンガ「BANANA FISH」バナナフィッシュ/作者:吉田秋生 レビュー&感想
「BANANA FISH」バナナフィッシュ 評価
個人的満足度: 95%
作品的星評価 :★★★★☆ 4/5
個人的満足度:
読んで良かった、面白かった、好きなタイプのマンガだったかを、
個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、
できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は読んだ時の 年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、読んだ時点の感想ですので、再読時は評価は違う可能性があります。
「BANANA FISH」バナナフィッシュ レビュー(あらすじ)
主人公アッシュの兄が発していた謎の言葉「バナナフィッシュ」を巡る謎を解くために、
巻き起こる事件・人間関係・アメリカ裏社会・人間愛を描いた壮大な物語。スケールが大きい物語なので、あらすじを語るのさえ難しいのですが、
ハードボイルド・アクション・ホモセックス・BL・マフィア・ドラッグetc・・
色々な要素が見事に絡み合った大作でした。
漫画「BANANA FISH」バナナフィッシュ 作品データ
作者:吉田秋生
掲載誌:別冊少女コミック
掲載期間:1985~1994
アニメ公式サイト
漫画「BANANA FISH」バナナフィッシュ 感想
映画化してないのが不思議
読み終えた感想・・・
スゴイ漫画・・超大作だった。なぜ映画化されてないんだ?
ホモ要素が強すぎるからか!?
私ごときが、多くを語る必要はありません、
「読んで」
それだけです。
これまでも、吉田秋生の作品を読んできましたが、
一貫してホモセックスの要素があるのは、そういう作風なのでしょうね、
それが生理的に受け付けない方以外は、「読んで」です。
「バナナフィッシュ」に関しては、
ストーリーの中に、ホモセックスの必然性を感じられる唯一の作品でしょうね。
それは、
背景がアメリカということで、すんなりとその設定が入って来やすかったことにもよるけど、
主人公アッシュと、英二の友情なのか、愛情なのかわからない
微妙な関係性を描く重要なポイントになっています。
括りで言えば、少女漫画なので、
BL的なモノが人気が出やすいのかもしれません。
それにしても、
この作品が少女漫画に連載されていて、女性作家によるモノであることに驚きます。
アメリカの裏ストリートの背景、マフィアの暗躍といった社会問題、
アッシュの能力に惚れ込んだ、ディノの偏った愛、
次へと読み進めたくなる 目くるめくストーリーと
アクション。そのうえ無駄が無い。
骨太な社会派ストーリー展開と、
同性愛からくる複雑な人間関係&感情からくる行動が、
上手く絡みあいながら読者を引きつけます。
いやぁ~、
少女漫画が苦手だった私でも、
非常に読んでよかったと思える作品でした。
終わり方も、なるほど そうか・・、と
余韻を残しながら読み終えることが出来ました。
長編大作だけに、長いですが、
それを感じさせないスピード感とスリルがありました。
少女漫画の枠を飛び抜けた、素晴らしい作品だと思います。
一気読みすることを強くお勧めします!
ハリウッドは、何故 映画にしないのか?
本気でそう思いました。
興味がある人は、
ネットで調べて、絶対ネタバレ記事などを見ない方が良いですよ。
最後に
ひとつ言いたいのは、
絵がイマイチなんです、特に初期は・・( ;∀;)
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