漫画「犬を飼う」/作者:谷口ジロー レビュー&感想
漫画「犬を飼う」評価
個人的満足度: 89%
作品的星評価 :★★★★★ 5/5
個人的満足度:
読んで良かった、面白かった、好きなタイプ(内容)のマンガ作品かを、個人的主観での満足度を%で表しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は、年齢・年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化しますので、読書時点での感想です。
再読時は評価が変わる可能性があります。
漫画「犬を飼う」 レビュー(あらすじ)
日々老いてゆく愛犬を見守る夫婦を描いて、
深い感動を呼び起こす、
小学館漫画賞受賞作『犬を飼う』他、
珠玉の名作4編を収録。▼第1話/犬を飼う
▼第2話/そして・・・猫を飼う
▼第3話/庭のながめ
▼第4話/三人の日々
▼第5話/約束の地●登場人物/私(仲間6人とデザイン事務所を開いている)、
妻(陶芸教室の技術指導助手をしている)、
タムタム(テリアと柴の雑種犬。オス)、
ボロ(ペルシャ猫。メス)●あらすじ/“私たち”の愛犬・タムタムは14歳の老犬。
犬にとって食事の次に楽しみなのが散歩。日に日に衰えていくタムタムの足を気遣いながら、
“私たち”は毎日タムタムを散歩に連れていく。
しかし遂に起き上がれなくなり、
死期を迎えるタムタム。最期までがんばり続けるタムタムの姿が
“私たち”の胸を切なく打つ・・・
「言葉を交わせない犬の死も人間の死も同じだ」(第1話)。タムタムを看取って1年、
ひょんなことから“私たち”は
飼い主に見捨てられたペルシャ猫のボロを飼うことになる。
最初はひどいブスに見えたが、
馴染んでくると何ともかわいい顔に見えてくるボロは3匹の子猫を産む。
ボロの母親振りに純粋なものを感じ、
“私たち”の心はやわらいでいく・・・・・(第2話)。●その他の登場キャラクター/秋子(“私たち”の家に家出してきた妻の姪)、
富田獣医(信頼できる獣医師)、
宮本さん(動物保護協会のボランティアをしている)Amazonより
漫画「犬を飼う」 作品データ
作者 :谷口ジロー
掲載誌 :
コミックス:全1巻
掲載期間 :
漫画「犬を飼う」
漫画「犬を飼う」 感想
動物を飼うことのリアル
ある程度意思の疎通のできる動物を飼うということ。
老犬を介護するという現実が、
非常にリアルに描かれていて、
読んでいるだけで心が苦しくなってきます。
悲しすぎて、涙出ます。
漫画「犬を飼う」 感想 まとめ
こんなにも、
飼い犬を看取るということをリアルに、
物語に引き込んでくれる作品があっただろうか?
この物語は、
作者:谷口ジローさんの実体験を元にして描かれているがゆえに
犬の描写や飼い主の感情が包み隠さず書いてあり、
ものすごくストレートに入ってきます。
物語の構成がすごく良いのと、
凄まじく画がきれいなのも谷口ジローさんの真骨頂、
短編ではありますが、
凄くいい作品です。
最近「可愛いから犬を飼いたい」としきりに言っている
私の娘に、
この作品を読ませるべきでしょうね。
そして改めて問う、
「君に犬を飼う覚悟はあるのか・・」と。
真剣に
犬を飼うことと、犬の死を見つめている作品です。
こちらは12の短編集版!
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これは大好きな傑作です。是非読んで欲しい!!
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