漫画「龍-RON-」／作者：村上もとか レビュー＆感想
漫画「龍-RON-」評価
個人的満足度： 99％
作品的星評価 ：★★★★★ 5/5
個人的満足度：
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価：
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期（季節）・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「龍-RON-」 レビュー（あらすじ）
1928年、京都。
押小路龍は財閥を経営する押小路男爵家の跡取りであったが、
会社経営には興味がなく、
幼少時から得意としていた剣道の腕で身を立てようと、
日本有数の武道家育成機関・武道専門学校（武専）へ入学する。師の薫陶や同期との研鑽、
幼馴染の舞妓・小鈴、
押小路家の女中・田鶴ていとの恋模様を通して、
龍少年は少しずつ大人の男へと成長してゆく。それぞれの人間がそれぞれの人生を歩んでゆく中、
世界は世界恐慌に端を発する激動の時代へ突入。その中で龍の出生の秘密が、
世界の趨勢に大きな影響を及ぼすようになってゆく。
Wikipediaより
漫画「龍-RON-」 作品データ
作者：村上もとか
掲載誌：ビッグコミックオリジナル
コミックス：全42巻 文庫版全21巻
掲載期間：1990～2006
漫画「龍-RON-」
漫画「龍-RON-」 感想
まさかこんな話になるとは！
「JIN-仁-」を読んで
気になっていた村上もとか作品。
内容は全く知らずに読み始めて正解！
昭和の懐かしい感じで始まった物語は、
進むにつれて壮大なスケールに！！
こんな展開を誰が予想できるでしょうか！？
ダブルヒロインによる微妙な描写も良い
もの凄く良い作品でしたので、
ネタバレは絶対に避けたいので多くは書きませんが、
恋愛の描き方も秀逸、
微妙な気持ちの変化が良く描かれていて、
こっちまで切なくなります。
漫画「龍-RON-」 感想 まとめ
予想以上に心に残る漫画でした。
良すぎて、何も語りたくありません( *´艸｀)
そういう訳にもいきませんので少しだけ。
世代的に、昭和のマンガ感を感じて、
懐かしい気持ちになりましたが、
懐古だけでは済まされない
練り込まれた物語を描き切っているところに
ただただ 感心。
物語序盤を読んで、
誰がその後の
壮大な歴史物語が繰り広げられることを想像できるでしょう！？
作者の村上もとか氏の凄さを見せつけられる作品です。
純粋に、
みんなにお勧めしたい作品ですが、
私（団塊ジュニア）より上の世代で、
マンガなんか・・って思っている上の世代の人に
（歴史が好きな人は特に）
何の前知識も持たずに読んで欲しいです。
絶対に、
Wikipediaや、ネタバレありの感想ブログなどを
事前に見るのはやめてください！！
久々に痺れるような超大作に出会えて
震えています。
少し前のマンガでも、
まだ私が読んだことのないスゴイ作品が
たくさんあるのだろうことを再確認して、
もっと
まだ見ぬいい作品に出会いたくなりました！
村上もとか氏
ありがとうございます。
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