誕生Ⅰ ≪ファロー四徴症の君へ≫

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ファロー四徴症



2007.12.○○

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誕生

AM 2:21  兆候

携帯をドコモの F905i に交換したばかりで、
夜中まで取説で、使い方を勉強しているときでした。
(結構説明書が好きなタイプ)

既に実家に帰っていた
嫁さんからの電話が鳴った。

こんな時間に・・・、

まさか 来たの!?

電話に出ると、

「お腹が痛いから、病院へ連れて行って。」

そうか、わかった。

とりあえず、仕事中じゃなくて良かったと安堵。

倉敷中央病院までは、1時間ほどかかるので、

気になったときには早めに、
陣痛じゃなくても良いから、何かあったら行くことにしていました。

事前に、メールで 出産が近づいてる兆候を聞いていたので、
それほど焦ることもなく、

準備して嫁さんの実家へ向かいました。

嫁さんと、
義父・義母は既に準備して待っていました。

AM 3:40 倉敷中央病院 到着

無事に病院に到着。

とりあえず、
もう産まれてくるのかを、助産婦さんに確認してもらおう。

診てもらうと、
陣痛がはじまっていたよう。

そのまま、
控え室(陣痛室?)で、
赤ちゃんの心拍数と、お腹の張り具合を計る機械をつけてもらっていました。

素人目でその機械を見る限り、

赤ちゃんの心臓はちゃんと動いてるし、
結構 良い音で動いているように感じる。

ファロー四徴症の程度も軽いのでは?と願う。

もっと言えば、
「治って産まれてくれ」と。

AM 4:30 不覚

なんだ!私は。

気が付くと、
いつの間にか睡魔に負けて、少しの間 目を瞑っていたようだ。
それだけは、してはいけないと思っていたのに!

嫁さんが、あんなに苦しんでいるのに。
こんな旦那ってありえないって嫁さんは思うかな?

AM 6:30 立会い

陣痛の間隔が短くなってきたので、
嫁さんは、分娩台の上へ運ばれていきました。

本当に痛そう。

全身のエネルギー 全て使っているのが痛いほど伝わってくる。

「ごめん、
これといって、なにもしてあげれんよ。」

助産婦さんが、

産婦人科の先生2人、
小児科の先生2人の

万全の体制で臨みますと言いに来てくれて、
心強く感じました。

AM 6:53  誕生

陣痛が始まってから5時間弱、
思ったよりも早く順調に、

そして、
母子ともに 無事に産まれてきてくれました。

嫁さんよく頑張ったよ~。

なにもしてあげることはできなかったけど、
私達の子だ。

私は、
具体的に、なにを考えているわけでもないけれど、
涙が自然に流れるのを感じていました。

本当に何も考えてないけど、
ただ 感動しているとでもいうのか。

赤ちゃんも、
大きな泣き声をあげているし、
元気そうにみえる。

白い膜みたいなものに覆われているので、
はっきりとはわからないけど、
心なしか青いような印象を受けたのは先入観のせいかなぁ。
(チアノーゼっぽい感じ)

でも、
ひとまず安心、
母子共に大丈夫。

記念撮影で、助産師さんに
何枚か写真を撮った後、

赤ちゃんは検査のため、
すぐに先生達に連れて行かれてしまいました。

とりあえず、
無事に産まれてきてくれた。

あとは、
検査の結果待ちだなぁ。

気になることが・・・

実は、

嫁さんには言わなかったけど、

私は

写真撮っているときに、

私たちの赤ちゃんの、
気になるところを見つけてしまっていました。



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