漫画「青い春」／作者：松本大洋 レビュー＆感想
漫画「青い春」評価
個人的満足度： 83％
作品的星評価 ：★★★★☆ 4/5
個人的満足度：
読んで良かった、面白かった、好きなタイプ（内容）のマンガ作品かを、個人的主観での満足度を％で表しています。
作品的星評価：
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は、年齢・年代・時期（季節）・心理状態・境遇・趣味によって変化しますので、読書時点での感想です。再読時は評価が変わる可能性があります。
漫画「青い春」 レビュー（あらすじ）
▼しあわせなら手をたたこう
▼リボルバー[原作／狩撫麻礼]
▼夏でポン！
▼鈴木さん
▼ピース
▼ファミリーレストランは僕らのパラダイスなのさ！
▼だみだこりゃが収録された短編集。
全てに反発し、世の中に斜に構えて生きる青少年。
いま、この時だけを生きる彼らの生の姿を、
独特のタッチで描き出す松本大洋初期作品集。Amazon
より
より漫画「青い春」 作品データ
作者 ：松本大洋
掲載誌 ：
コミックス：全1巻 松本大洋短編集
掲載期間 ：
映画版「青い春」
松田龍平・新井貴浩のダブル主演で映画化もされています！
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漫画「青い春」 感想
けだるい青春を描く短編集
ちょっと不良な男子高校生、
あの頃皆が感じていた虚無感、
エネルギーの使いどころのなさ
いら立ち、
そのあたりが淡々と、妙なリアリティをもって描かれている。
漫画「青い春」 感想 まとめ
短編集のどの作品もまさに松本大洋の世界観でびっしりで、
好きな人にはたまらない逸品だと思う。
自分たちが高校時代に感じていた、
得体のしれない何かを、
絶妙なリアリティで画にして見せてくれている感覚は、
どこか気持ち悪く、それでいて読後は懐かしい。
「GOGO MONSTER（ゴーゴーモンスター）」では、
小学生時代のそのような感覚を思い出しましたが、
この作品も凄いです。
好き嫌いは別れると思いますが、
どうやったらこんな描写ができてしまうのか！
未見のまま 大人になったしまった人たちに、
一度だけでも試してもらいたい、
「ピンポン」を読んだだけでは見えてこない
松本大洋さんの作品です。
この凄さ、
女子には理解できないと 私は思います。
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