漫画「F」/作者:六田登 レビュー&感想
漫画「F」評価
個人的満足度: 100%
作品的星評価 :★★★★★ 5/5
個人的満足度:
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「F」 レビュー(あらすじ)
群馬県の巨大企業赤木グループの会長・総一郎と
妾の間に生まれた赤木軍馬は、
天才的なドライビング・テクニックを持つ高校生。口癖は「何人(なんぴと)たりとも俺の前は走らせねぇ」
総一郎が中央政界に進出するため赤木家を勘当された軍馬は、
天才的なメカニック技術を持つ
親友の大石タモツとレーサーになるために上京し、
免許取得を目指す。
漫画「F」 作品データ
作者:六田登
掲載誌:ビッグコミックスピリッツ
コミックス:全28巻
掲載期間:1986~1992
漫画「F」
マンガ「F Final」
マンガ「F REGENERATION 瑠璃」
漫画「F」 感想
モータースポーツマンガだけどそれだけはない
「F」が連載されていたころ、
世の中はバブル経済真っ只中から終わりかけ、
ホンダが参戦、中島悟をロータスに送り込むのを皮切りに
空前のF-1ブームが始まりました。
その流れから、
「F」が始まったのだと思うけれど、
モータースポーツの部分だけでなく、
人間ドラマ、生きるということに
焦点を当てていることにこそ、
注目して欲しい作品です。
不幸&不幸
テレビアニメ版も流行りましたが、
マンガ版は、そんなポップなものでなく、
非常にドロドロ&不幸の連続の人間ドラマ。
題名の「F」の意味は、
Formula・Father・Fortune の意味というのを
どこかで見て、なるほど。
漫画「F」 感想 まとめ
世代的に多感な時期を
空前のモータースポーツ、F-1ブームの中で
過ごしていましたし、クルマが元々好きなこともあって、
「F」と出会うことは必然だったのだと思います。
そして、
その「大人向け」の内容にモノスゴイ衝撃を
受けたのを覚えています。
ここでは、
記憶を頼りに書いていますけど、
人間ドラマの奥深さは、
何回か読まざるを得ないくらい深いし、
おじさんになった今、
もう一度
本を集めて、読んで、飾っておきたい!
私が
若き日に最も影響を受けた漫画です。
現在40代で、
これまで「F」に触れることの無かった人には、
必ずお勧めしたいと、常に思っています。
懐かしのマンガだけれど、
その一言で済ませられない想いがあるんです!
ヘビーで暗めの世界観が好きなら
尚更 読んで欲しい作品です。
(六田登作品全般 私は大好きです)
六田登作品好きと言いつつ、新しいシリーズ
「F Final」「F REGENERATION 瑠璃」は未読・・
早めにチェックしよう。
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