漫画「昴」／原作：曽田正人 レビュー＆感想
漫画「昴」評価
個人的満足度： 95％
作品的星評価 ：★★★★★ 5/5
個人的満足度：
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価：
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期（季節）・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「昴」 レビュー（あらすじ）
横須賀に住む小学3年生の少女宮本すばるは、
悪性の脳腫瘍に侵された双子の弟和馬のため、
毎日病室に通っては、
弟の目の前でひたすら日々の出来事を
「踊って」みせることで回復を願っていた。
Wikipediaより
漫画「昴」 作品データ
原作：曽田正人
掲載誌：ビッグコミックスピリッツ 全11巻
掲載期間：1999～2002
実写映画版「昴」公式サイト
漫画「昴」 感想
バレエを題材に
バレエに興味のある男性は少ないと思いますが、
この作品は、ただのバレエスポ根ではありません。
ですから、
バレエに興味が無い人でも
是非読んで欲しい作品です。
バレエを題材にしているだけであって、
人間の嫉妬や葛藤 ある意味醜い部分を
さらけ出しながら、
読む者に訴えかけてくるパワーがもの凄いです。
絵ヂカラに圧倒される
マンガを読んでいて、
ページを開いた瞬間に、
絵に圧倒されるということは、あまりないのですが、
この作品の、
特にバレエシーンの表現力には
圧倒されるはず！
ページを開いてみた瞬間に、
私は、ドキッと心臓に衝撃が走りました。
マンガを読んで、
ここまでドキッとした経験が記憶に残っていることは
あまりありません。
漫画「昴」 感想 まとめ
同じ曽田正人氏の作品、
「め組の大吾」を気に入ってからの
「昴」、期待以上にドキッとさせられた漫画でした。
努力だけでは
才能のある人に勝つことはできないのか？
それだけじゃなく、
もっと暗い部分も重点的に描かれていて、
重めの作品ですが、
その雰囲気や描き方、私の大好物でした。
読んで良かったことを
みんなに伝えたいと思わせる作品です。
と同時に、
作者：曽田正人氏のファンになりました。
次は、
「カペタ」を読みたいけど、
読むのが勿体ない気がします。
私が好きな「レース」を題材にしていて、
曽田氏もF-1 大好き人間、世代もほぼ一緒、
面白くない訳がない！
「昴」は、全11巻で一応の終わりになっていましたが、
中途半端な終わり方でしたので、
続編の、「MOON―昴 ソリチュード スタンディング」も
一気に読んだ方が良いのでしょうね。（私は未読です）
続編
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