漫画「蒼天の拳」／原作 ：原哲夫 監修：武論尊 レビュー＆感想
漫画「蒼天の拳」評価
個人的満足度： 85％
作品的星評価 ：★★★★☆ 5/5
個人的満足度：
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価：
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期（季節）・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「蒼天の拳」 レビュー（あらすじ）
197X年…第63代北斗神拳伝承者・リュウケン（旧名・霞羅門）は、
待望の男児を授かった。リュウケンはこの男児に、
兄と同じ「ケンシロウ」という名を付け、
蒼天のように奔放で快活だった兄の話をいつか聞かせようと語りかけながら、
過去に思いを馳せる。時は遡り、1935年頃の日本。
女子大で教師をしていた、
第62代北斗神拳伝承者・霞拳志郎を、
李永健という老人がはるばる中国から訪ねてきた。久々の再会を喜び合う2人だったが、
李がやってきた目的は、
拳志郎の朋友である潘光琳率いる「青幇」が壊滅したこと、
そして拳志郎の恋人の玉玲が殺されてしまったことを伝えるためだった。拳志郎が日本で平和に暮らしているのを知った李は、
あえてそれを伝えずに去ることを決意するが、
拳志郎との決着を望む拳士・金克栄との邂逅、
そして李が今際の際に残した言葉によって拳志郎はその事実を知る。朋友のために魔都・上海に戻った拳志郎は、
北斗孫家拳・曹家拳・劉家拳の拳士を初めとする数々の強敵と出会いながら、
北斗の宿命に突き動かされていく。
Wikipediaより
漫画「蒼天の拳」 作品データ
原作：原哲夫
掲載誌：週刊コミックバンチ 全22巻
掲載期間：2001～2010
漫画「蒼天の拳」公式サイトは ありませんが、
続編「蒼天の拳リジェネシス」のサイトがあります。
漫画「蒼天の拳」 感想
北斗の拳の 前の話
「蒼天の拳」は、「北斗の拳」の時代以前の話ですが、
北斗の拳を読んでいなくても、
普通に読めますし、
「北斗の拳」よりも面白い！？です。
簡単に比較すると、
戦い重視の「北斗の拳」
愛や義の「蒼天の拳」といったイメージでいと思います。
主人公 霞拳志郎のセリフなどユーモアがあって
「北斗の拳」より圧倒的に読みやすいし、面白い！
原哲夫つながりで言うと、
「花の慶次」好きなら、
「蒼天の拳」も同様に好きになるハズ。
王道バトル少年漫画・・大人寄り
基本的には、強い敵を倒していくバトルものですが、
敵キャラそのものや、セリフにギャグ要素もあって
面白いです。
バトルそのものよりも、
拳志郎の人間性、
敵（朋友）との言葉のやり取りの面白さを楽しむ漫画では！？
バトル・ギャグ要素・友情・言葉遊び・愛・仁義
全てが詰まった、超王道娯楽漫画と言っていいでしょう。
他、男性なら、
女性のむっちり感が目に焼き付いて離れなくなります(´Д｀)
漫画「蒼天の拳」 感想 まとめ
このところ
「花の慶次」「蒼天の拳」「いくさの子」と原哲夫漫画を連続して読んでいます。
連続で読むと、
あまりの絵の濃さに食傷気味になることもありますが、
やはり、
あの絵があってこその、
霞拳志郎のカッコよさ（強さ・生き様）ですし、
絵のタッチが嫌いでなければ、
娯楽要素の詰まった、面白いマンガです。
私の中で、
原哲夫作品の中で、
「花の慶次」と並んで、
好きな作品のツートップです。
めちゃめちゃ感動するとか、
悲しいとかはないけれど、
愛する人のために命を張る、
朋友（ぽんよう）のため、
義のために生きる 漢の生き様をみて、
自分はどう生きているのか？
カッコ良い漢とはどんな奴なのか？
そんなことをつい思ってしまう、
まさに
少年漫画の王道・娯楽作品。
読んで損は無いと思います。
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