漫画「七夕の国」/作者:岩明均 レビュー&感想
漫画「七夕の国」評価
個人的満足度: 87%
作品的星評価 :★★★★☆ 4/5
個人的満足度:
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「七夕の国」 レビュー(あらすじ)
ちょっとした超能力が使えるのが取り柄の南丸こと、ナン丸は
ある日、知り合いでもない民俗学の教授・丸神から呼び出しを受けた。だが丸神は調査のため「丸神の里」へ行ったきりで戻っておらず、
残された研究生からは
「教授とナン丸は、同じルーツを持つらしい」と告げられ、
心当たりを尋ねられた。だが何も知らない――。
いっぽう「丸神の里」東北の丸川町では、
殺害方法のわからない猟奇事件が起きた。
失踪した丸神教授の研究内容と足取りを追って、
丸神ゼミとナン丸は「丸神の里へ」おもむくが…。Amazonより
漫画「七夕の国」 作品データ
作者 :岩明均
掲載誌 :ビッグコミックスピリッツ
コミックス:全4巻 完結 文庫版 全3巻
掲載期間 :1996~1999
漫画「七夕の国」
不思議な能力と向き合うSFモノ
ある特殊な能力を持つものが集まる集落に
いったい何が起こっているのか?
ミステリー感覚で先を読み進めたくなる展開、
能力を持つものの苦悩、生き方を問う 作品。
完成度が高い!
物語はミステリーとSF、
考古学など様々なテーマが散りばめられていて
それが見事に融合して、
破綻は無くよくできているので
読み応えがあります。
地味なんだけど、話の持って行き方に無理がないので
先を読ませる力があるんですよね、物語に。
漫画「七夕の国」 感想 まとめ
序盤はミステリー的な謎解きと能力の関係で
グイグイ読ませ、
終盤はちょっと哲学的で、
読者に考えさせるような内容と言ったらよいだろうか?
漠然とした感じではあるけど、
読後感はサッパリしていた。
捉え方によって、
この作品を読んで良かったのかどうかの判断は変わってくるでしょう。
主人公が当事者ながらもどこか一線を引いて、
いろいろなしがらみからも共存を探すことと、
今いる世界にも まだ見えていない素晴らしい世界が広がっていることを
少しとぼけたキャラクターで語っている、
その雰囲気も作者らしい作品で面白かったです。
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