漫画「夕凪の街 桜の国」/作者:こうの史代 レビュー&感想
漫画「夕凪の街 桜の国」評価
個人的満足度:85%
作品的星評価 :★★★★☆ 4/5
個人的満足度:
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「夕凪の街 桜の国」 レビュー(あらすじ)
昭和30年、
灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。
最もか弱き者たちにとって、
戦争とは何だったのか……、
原爆とは何だったのか……。漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、
こうの史代が描く渾身の問題作。Amazonより
漫画「夕凪の街 桜の国」 作品データ
作者 :こうの史代
掲載誌 :漫画アクション
コミックス:全1巻
掲載期間 :2003~2004
漫画「夕凪の街 桜の国」
小説版「夕凪の街 桜の国」
映画版「夕凪の街 桜の国」
漫画「夕凪の街 桜の国」 感想
原爆・・その後の生活とは
先に、「この世界の片隅に」を読んでからの
こうの史代さんの作品を追ってみます。
この作品「夕凪の街 桜の国」も
戦争をテーマにした作品、
特に、
原爆を落とされ被爆者になってしまった人の
後遺症や差別についての物語が描かれています。
淡々と描かれる日常の中での
被爆者のトラウマなど、
原爆の直接的な被害だけでなく、
その後を生きる人にとって
ずっと続いていく苦しみに胸が痛みます。
漫画「夕凪の街 桜の国」 感想 まとめ
広島県に生まれた者にとって、
8月6日は忘れてはならない日です。
広島県では、
8/6には必ずテレビで平和式典の生中継を放送していたし、
学校は登校日で、黙祷を捧げていました。
この話を他の県の人にすると、
「えっ?」となると思います。
教育の温度差が県によって全然違うのを知ったのは
私が大学生の時です。
平和教育を当然のように普通に受けた人と
知らない人の差は結構大きいと感じます。
そういう意味でも、
「夕凪の街 桜の国」は、
ヒロシマ・ナガサキ以外の人に
ぜひ読んでほしい作品です。
全然、堅苦しくないですし、
むしろ、肩透かしをくらうくらい
すんなり淡々と読めると思います。
ですが、
心の奥に小さなしこりが残る、
そんな作品です。
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