メダカ本を3冊を読み比べ！

おすすめメダカ本のご紹介

メダカを飼育や販売する時に参考にする媒体として、
ネット上のサイトやYouTubeも良いですが、
落ち着いてメダカ本を読んでみるのも良いのではないでしょうか？

メダカの飼育は、基本的なことを守っていれば、大抵は上手くいきますが、
より効率的な方法が出てきたり、便利な飼育グッズなども続々と開発されていますし、

メダカの種類・品種自体も新しい種類が出るたび、年ごとに人気の傾向が変わっています。

できれば時代にのり遅れないように、最新のメダカ情報をインプットしながら、
メダカ飼育に反映させるのも大切なことではないでしょうか？

ということで、
図書館で、新しめのメダカ本を3冊借りてよんでみましたので
本のレビューをしていきます。

1冊目「メダカ飼育読本」

1冊目は、こちら

「メダカ飼育読本」 監修：「花小屋」戸松視具　　写真・編：平野　威 初版：2022.5　　（株）笠倉出版社 定価：1500円＋税

監修は、有名メダカブリーダー、
「花小屋」の戸松具視さんとなっております。

出版されたばかりの新しい本です！
本のサイズは小さめのA5サイズ。

概ねメダカ本は、
オールカラーでキレイなメダカの写真をふんだんに載せてくれていますが、
この本も例にもれず　とてもきれいで豪華です。

「飼育読本」というタイトルですので、
改良メダカの飼育についてけっこう突っ込んだ内容が印象的で、
初心者から中級者までを十分カバーできるはずです。

交配のポイントなども分かりやすく記述されているので、
かなり勉強になりました。

個人的には、
今回読んだ三冊の中では一番と思いました。

一昔前のメダカ本と比較すると
内容のレベルが一回り以上も上がっていますし
分かりやすさや表現も進化しています。

2冊目「メダカの飼い方＆原色図鑑」

「メダカの飼い方＆原色図鑑」 著者：佐々木浩之　　監修：「うなとろふぁ～む」山崎圭吾 初版：2021.9　（株）コスミック出版 定価：1500円＋税

先の「花小屋」さん、「うなとろふぁ～む」さんとも埼玉県のお店で、
埼玉県は、メダカがアツい県なのかもしれません。

コチラの本もカラーで豪華、
本のサイズは一回り大きく、B4サイズとなっています。
その分写真も大きく、情報量も多いのでの見ごたえがあります。

初級者から中級者までを十分カバーできる内容で、
非常に分かりやすく読みやすいです。

特徴としては、
ビオトープや水槽などの説明、水草などの記述もあり、
オシャレなメダカの魅せかた的な雰囲気を持っており、
繁殖＆改良　一辺倒ではありません。

また、
マンションのベランダへの「メダカ水槽設置方法」を実践して見せてくれたり
これからメダカ生活を始めようと考えている方に優しい内容です。

コチラの本も分かりやすさのレベル高いです。

3冊目「メダカ品種図鑑Ⅲ　改良メダカ425」

「メダカ品種図鑑Ⅲ　改良メダカ425」 初版：2022.2　　(株)ピーシーズ 価格：2182円＋税

ピーシーズは、「メダカ百華」も出版している
メダカ業界ではメジャーな出版社です。

この本は、品種図鑑で、
どのような品種がどのような系統・血統で作出されてきたのか
品種ごとに分かりやすく説明がされています。

なかなか　メダカの品種（便宜上の品種・種類）と言われていますが
少しの表現の違いしかないものも多いですし、
それでいて「ハウスネーム」の乱立ともいえる状況が年々エスカレートしていて、
カオスです。

それをくまなく取材して
425品種、それぞれに説明文・コメントをつけて1冊にまとめ挙げていることが
驚きですし感服しています。本当にすごいです。

この「メダカ図鑑」のシリーズは、
第一弾が、2018年に出てまして、この時に273品種
第二弾が、2020年　　　　　　　　　　　352品種

そして、
この第3弾、2022年　　　　　　　　　　　425品種

4年間で、本に載っているだけで　153種　増えていることになります。

とにかくいろいろな品種が載っていますので
メダカ愛好家なら見ているだけで楽しいですし、

持っていない種類のメダカが絶対に欲しくなるので、
もう飼育キャパが無いという方は見ない方が良いかもしれません。

メダカ屋さんに行くと、
必ずこの「メダカ品種図鑑」と「メダカ百華」があるのではないでしょうか。

メダカ本3冊読み比べ2022　まとめ

メダカ本を3冊読んで、
「メダカ飼育読本」と「メダカの飼い方＆原色図鑑」どちらも
甲乙つけがたいくらい良い本でした。

「メダカ飼育読本」は
飼育法や、遺伝についての記述もありますし、
巻末のQ＆Aもとても参考になるもので、
「メダカの飼い方＆原色図鑑」より
若干ではありますが上級者向けと思いました。

「メダカの飼い方＆原色図鑑」は、
メダカ飼育の入門書として1冊持っていれば
スムーズにメダカ飼育を始められると思います。

「メダカ品種図鑑Ⅲ　425」は
種類がたくさん載っていて見ている分には間違いなく面白い。

が、その裏で
それぞれの品種へのコメント・説明書き　を読んでいると、
これ作った人は、さぞ大変だったろう想像してしまい
頭が下がります。

その辺を感じながら観るとまた面白いかもしれません。

1冊は図鑑ですが、メダカ本　3冊読んでみて
メダカ飼育や交配について良いと思えるものは取り入れようと思いますし
新しい情報に触れると勉強にもなりモチベーションアップにもつながります。

地域によっては
図書館の蔵書にあり、借りることもできると思いますので、
読んでみたい方は、図書館を利用してみては。

メダカのこと、ネットで調べるのも良いですが、
たまには本を開いてメダカを愛でるのもようのではないでしょうか。

今回読んだ本はどれも良かったです。

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