漫画「ラヴァーズ・キス」/作者:吉田秋生 レビュー&感想
漫画「ラヴァーズ・キス」評価
個人的満足度: 60%
作品的星評価 :★★★☆☆ 3/5
個人的満足度:
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価:
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期(季節)・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「ラヴァーズ・キス」 レビュー(あらすじ)
「鎌倉」を舞台に、「キス」を巡る同じシチュエーションを
異なる登場人物の視点から描いたラブストーリーの金字塔。・・・早朝の鎌倉、海辺で出会った同じ県立高校に通う2人
悪い噂の絶えない藤井朋章と川奈里伽子は、
やがて恋に落ちる。そして、
そんな2人の恋は周囲に様々な波紋を投げかけてゆき・・・!?Amazonより
漫画「ラヴァーズ・キス」 作品データ
作者:吉田秋生
掲載誌:別冊少女コミック
コミックス:全2巻 完結
掲載期間:1995~1996
漫画「ラヴァーズ・キス」
映画版「ラヴァーズ・キス」
平山綾主演で映画化もされています!
漫画「ラヴァーズ・キス」 感想
同性愛をちりばめた淡くせつない恋愛物語
吉田秋生氏の作品には必須のホモセクシャル的な部分が
この作品にもあります。
それだけではなく、
女性が女性を好きなってしまうパートもあり、
それぞれの想いが交錯する微妙な心情が
描かれています。
漫画「ラヴァーズ・キス」 感想 まとめ
3つの章のうち、
最初の章ではノーマルな恋愛、
後の2つは男性同士、女性同士の同性愛が描かれていて、
3つの章は、
同じ時系列で描かれているのに少し戸惑いましたが、
面白い手法ですね、
最初は、どうなってんのか混乱しましたけど( ゚Д゚)
それぞれの恋愛は、
テーマとしては重いのだけど、
困難に前向きに向かっていこうとする姿を見ると、
自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
恋愛の描写事態、
淡いタッチで描かれていますので、
同性愛系が苦手な人も許容範囲でしょう。
登場人物の距離感の表現やセリフが、
吉田秋生氏の恋愛系作品の真骨頂ですので、
そのあたりが作品をどう感じるのかのポイントです。
個人的には、
吉田秋生氏のハードボイルド系の作品が好きではあっても、
恋愛系作品は苦手。
ということで、
今回読んだ「ラヴァーズキス」は、苦手系作品ではあるのですが、
同性愛だからこその困難や、苦悩を感じ取ることはできるのでは。
基本的には
女子に向けて描かれた作品です!
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