漫画「図書館の主」／原作：篠原ウミハル レビュー＆感想
漫画「図書館の主」評価
個人的満足度： 93％
作品的星評価 ：★★★★★ 5/5
個人的満足度：
鑑賞して良かった、面白かった、好きなタイプのマンガかを、個人的主観で満足度評価しています。
作品的星評価：
絵・ストーリー展開・物語設定など、作品の全体像を、できるだけ客観的に見た評価です。
※感想は鑑賞時の 年代・時期（季節）・心理状態・境遇・趣味によって変化します。
あくまでも、鑑賞時点の感想ですので、再読時は評価が違う可能性があります。
漫画「図書館の主」 レビュー（あらすじ）
年末の夜、忘年会で悪酔いした宮本は、
公園の片隅に、「タチアオイ児童図書館」という図書館が建っていることに気がつく。「こんな時間までやってんのか…」と立ち寄った彼は、
そこで口の悪い司書御子柴に出会う。成り行きで御子柴から本を片付けるよう言われた宮本は、
その本の中の1冊「新美南吉童話集」に目をとめる。その中の一編「うた時計」で語られる物語は、
「親を越えてみせる」と家を飛び出た宮本の境遇にあまりにも重なっていた。自分の境遇を察してこの本をすすめたのか、
と尋ねる宮本に御子柴が語る。「お前が本を選ぶんじゃない 本がお前を選んだんだ」――
Wikipediaより
漫画「図書館の主」 作品データ
原作：篠原ウミハル
掲載誌：週刊漫画TIMES
掲載期間：2011～2017
漫画「図書館の主」公式サイトはありません。
漫画「図書館の主」 感想
本が好き・図書館好きにはたまらない
本に対して、並々ならない思い入れのある主人公の司書が、
図書館利用者の役に立つであろう本（児童書）を勧めることによって、
読んだ人の心を揺さぶり、気持ちの変化を描く人情漫画、
と括っていいのか分かりませんが、
大人と児童書の繋げ方が秀逸で、
ほろりと涙が流れる場面もたくさんある、
心に沁みる漫画でした。
児童書を読み直したくなる
子供のころ多くの人が読んだであろう児童書が、
子供だけでなく、大人が読んでも感じることのある物語ということを
再認識させてくれますし、
なんとなく物語の概要は知っているけれど
それは、
本来の物語の内容とは違って伝えられていることも・・
なんて再発見もあると思います。
「自分も本を選んでほしい！」もと思うはず
主人公：御子柴に本を選んで欲しい！！
自分の性格、その時の境遇、感情に合わせて
本を選んでくれる、そんな司書の方本当にがいれば・・
そう思わずにはいられません。
漫画「図書館の主」 感想 まとめ
以前、
図書館漫画の「夜明けの図書館」を読んだことがあって
どうしてもそちらと比較してしまいますが、
今回読んだ「図書館の主」の方が、
全てにおいてよくできていると感じました。
登場人物それぞれのキャラクターが明確で
ブレていないし、
うまく登場してくるので違和感が無く
物語が進んでいきます。
そんなおおまかな話は置いといて、
本が好きな人、図書館が好きな人、
感動したい人、子供がいる人、
特に小さいお子さんがいるお母さんに
ぴったりな作品だと思います。
私のような おじさんが読んでも、
すごくいいマンガです。
これきっと映画とかドラマになりますね。
子供たちに、
もっと児童書を読んで、
その良さを知ってほしいと思いますし、
子供が本を読まないなら、
「読め！」と命令したくなりますね( ﾟДﾟ)
図書館に置いてあることも多いと思うので、
是非、
お近くの図書館で探してみては！
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